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ゴールデンサークル理論(前編)
2020.05.11 / branding
こんにちわ。株式会社ottoman(オットマン)の永松 心です。このnoteでは、YouTubeチャンネルで紹介している動画を書き起こし、振り返りやすいようログとして残していきます。
↓↓↓以下は本編のYouTubeです。
4回目の今回は、MVVを策定する上でヒントになるゴールデンサークルについて、お話ししていきます。まずは前回のおさらいからです。
第3回では、MVVの策定メリットや考え方について話をいたしました。この山を登りますという明確なゴールを示すことで、登り方となる、事業戦略が決まり、バリュー統一によって、組織の力を最大化することができる。という話しでした。
MVVを策定するメリットや意味について思い出して頂けたでしょうか。
本日は、MVVを策定する上でヒントになるゴールデンサークルについてお話しです。
ゴールデンサークルと言われても、ご存知ない方もおられると思いますのでまずはゴールデンサークルとは何か?について、まずご説明いたします。
ゴールデンサークルは、マーケティングコンサルタントであるサイモン・シネック氏が提唱した理論で、2009年の「TEDトーク」でプレゼンした「優れたリーダーはどうやって行動を促すのか」というのがとても有名です。
何度見ても、素晴らしいプレゼンなので、まだ見ていない方がいましたら、ぜひこの動画を見たあとに、見てみてください。
サイモン・シネック氏が、動画でも著書の中でも繰り返し伝えているのは、人は「何を」。ではなく「なぜ?」。に動かされるという事実についてです。
人が意思決定を行う際に、機能が良い・悪い、金額が高い・安いなど、何がどう優れているのか?
という分かりやすさというのはもちろん大切な要素としてあるものの、最終的に人が意思決定するときというのは、感情や直感的感覚が重要であると説明しています。
どうしてもメリットを先に伝えがちですが、強い共感を産むためにはメリットでははなく、Whyなぜ?から伝える。
共感には「心」から「頭」という順を覚えておくといいと思います。
では、肝心なWhy、なぜやるのか?みなさんは、自分がいましていること、している理由について説明できますでしょうか?実は、これを明言できる人や企業は多くありません。
ここで留意して欲しいのは、このWHYには「お金を稼ぐため」という理由は含まれないということです。
私がWHYを訪ねるとき、「それは・あなたの目的はなんですか?」「大義や理念はなんですか?と訪ねます。
なぜあなたは毎朝、満員電車に揺られながら出勤しているのか?なぜあなたの会社は存在しているのか?
自分が今している仕事、その仕事をしている理由。まずはこの問いに向き合うことが何よりも重要です。
向き合うと言ってもそれが難しいという声をよくいただきます。難しいですが、向き合う上でヒントになるフレームワークがあります。
それは、過去から現在の振り返りと、今の自分が思う中長期での理想のゴール。この2つを書き出すことです。
問いが定まれば思考停止や、迷宮入りせずに済みます。
創業や、世代交代のタイミング、新規事業開発や、組織崩壊のケースなど、向き合う問いによって、深め方は異なりますが、
基本的な考え方としては同じですので、まずはトライしてみてください。
経営者や責任あるポジションに付かれている方は、多忙故に、いろんなことが頭に浮かんでしまって、自分と対話することに集中することがなかなか難しいと思います。
そんな時は、一人で考えるのではなく、数名で時間を押さえて行うと集中と発散ができて、効果的なのでやってみてください。
はい。第4回目の今回は、MVVを策定する上でヒントになるゴールデンサークルについてのお話しでした。
次回の動画では、Whyを深めるヒントについてもう少し、お話ししたいと思っていますので、次回もぜひみてください!