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1on1を行う上で理解しておきたい2つのステージ

2020.07.27 / 1on1

こんにちわ。株式会社ottoman(オットマン)の永松 心です。

このnoteでは、YouTubeチャンネルで紹介している動画を書き起こし、振り返りやすいようログとして残していきます。

↓↓↓以下は本編のYouTubeです。

今回は、1on1を行う上で理解しておきたい2つのステージと、何を話していいか迷ってしまう方に向けて、それぞれのステージに有効な各3つのテーマについてお話させていただきます。

ただ、話すテーマについては、メンバーのスキルや、レイヤーによっても異なるので、今回お伝えするテーマの例は、第二新卒くらいまでをイメージ頂けると良いかと思います。ミドル以上との1on1については、別の動画でお伝えしたいと思っていますので、その際はまた見てみてください。

では、まず1on1を始める前に理解しておきたい2つのステージからお話させて頂きます。
一つは、「信頼関係構築」、もう一つは、「成長支援」です。

信頼関係ステージの目的は、メンバーが本音を話したり、上司に相談しやすくなることです。
そのためには、心理的安全性のある状態、自然体の自分をさらけ出せる環境(関係)が必要です。

それには、お互いの自己開示と、何よりメンバーのことを知ることが大切になってきますので、どんなことに興味があるのか?プライベートの話だったり、仕事のモチベーションについてだったり、調子が良い悪いと言った日々の健康状態についてだったり、メンバーの志向や特性を知ることに努めていきましょう。

次に成長支援ステージですが、このステージでの目的は、メンバーの成長をサポートすることです。成長支援ステージでは、「業務・組織課題」、「目標設定」、「戦略・方針伝達」の3つをテーマにメンバーと話して行きます。

れでは、1つ目のテーマから順に説明していきます。
まずは、信頼関係構築ステージのプライベートについてです。

ここでは、仕事上のことではなく、プライベートで抱えている悩みや、大切にしていることを聞いていきます。具体的には、メンバーの生い立ちや、趣味、叶えたいことについてを聞いてみましょう。

「自分のことを理解してくれている」そんな気持ちになれば、メンバーはもっと本音を話してくれるようになります。

ちなみに、スライドに記載した質問項目について、みなさんどれくらい回答できそうでしょうか?
半分くらい回答できたらまずは良いと思っています。

ただ、いきなり、プライベートのことを聞いても、メンバーも話しにくいと思います。
普段からそういった話ができる関係であれば問題ないと思いますが、そうでない場合は、上司自身のことも話し、お互いの自己開示をすることで、なんでも話やすい関係を作っていきましょう。


2つ目のテーマは、健康状態についてです。

働き方改革が進んでいますが、事業のタイミングやフェーズによってオーバーワークをしてしまうこともあると思います。

そんな時は「最近調子どう?」や、「休めてる?」など、メンバーの精神面、体調面のコンディションを確認するようにしましょう。

普段の業務中にはわからないメンバーの健康状態を知ることで、仕事のパフォーマンス理解や、起きてからでは遅い、健康問題を未然に防ぐこともできます。
また、メンバーも大切にされていると感じることで、会社へのエンゲージメントが高まります。


信頼作りステージの3つ目のテーマは、仕事のモチベーションについてです。

メンバーがどんな理由で入社したのか?何をやりたくて会社にいるのか?知っていますか?
メンバーが何にやりがいを感じているのかを知ることで、強みを生かせる仕事を任せたり、不満や不安を理解してサポートできるようになります。

対話では、上司が答えを導こうとするのではなく、メンバーを深く理解しようとする姿勢が大切です。上司が相手を理解しようとすることによって、メンバー自身の考えが整理されていきます。
また、対話の中で、「あのとき、こういう行動をしてたよね」といった具体的なフィードバックを加えることによって、やってよかったと思う感情(モチベーション)が高まっていきます。


次に、成長支援ステージについてお話させていただきます。
成長支援ステージの1つ目のテーマは、メンバーの業務・組織課題の解決です。

日々組織の中で業務を進めて行くと、それぞれに違った課題が生まれて行きますが、
メンバーが抱える仕事の不安や、困っていることについて、話を聞く時間というのは少ないのではないでしょうか。

仕事の進め方や社内調整、クライアントへの提案など、具体的な方法で困っていることもあれば、社内での連携が上手く取れずに困っているケースも多くあります。

仕事で困っていることを上司に話せるだけで、モヤモヤとした感情がスッキリしたり、話すことで考えが整理されて、抱えていた課題が解決することもあります。

上司が具体的なアドバイスをすること以外にも、メンバーが抱えている課題を解決する方法がありますので、メンバーがちょっとしたことでも上司に話しかけやすい環境を作ってあげることが大切です。

2つ目のテーマは、目標設定についてです。

目標設定はメンバーの成長のためにも、すべき行動を明確にするためにも重要です。
ただ、その目標設定は、メンバーが納得でき、達成したいと思える目標になっていないと意味がありません。

その目標設定のヒントになるのが、1on1です。
メンバーの望む成長を理解し、その目標達成に必要なスキルや経験を一緒に考え、目標設定と結び付けられるようサポートをしましょう。

与えられた目標ではなく、メンバー自身が目指したい目標になれば、成長に繋がるだけでなく、成果にも現れてくるはずです。


最後のテーマは、戦略・方針伝達です。

1on1は、メンバーの声に耳を傾け、成長をサポートする時間ですが、1on1だからこそ落ち着いて上司からメンバーに、想いを伝えられる時間でもあります。

組織での連携がスムーズに進むよう、会社全体の戦略や方針の理解を図ることが大切です。
また、全体戦略の中で、メンバーの担う仕事の意味や、上司からの期待を伝えることで、メンバーが迷わずに行動できるようになります。


はい、今回は1on1で話す2つのステージと、それぞれのステージに有効な各3つのテーマについてお話させていただきました。

次回は、1on1の始め方と、継続させるためのポイントについてお話させていただきます。

最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

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